【ビジネスの疑問:価格の上げ方・下げ方】

今回は、質問があった「価格を上げ方、下げ方」について書いてみようと思います。

 

商品に価格を付けるとき、一番最初は割と簡単です(と言っても最初は迷うのは十分わかりますよ!)

でも、最初に値段を付けるよりも難しいのは、価格を下げたり上げたりするとき。

 

下げるのは、喜んでもらえるお客様がいる一方で、すでにその価格よりも高く買ったお客様がどう思うだろうか?という課題が出てきますね。

 

それを避けるために非公開にしたとしても、人の口に蓋は出来ませんし、ネットがこれだけ普及した今は、非公開という情報はない、と思っていたほうが無難です。常に、いつ、誰から見られてもいい状態でやり取りすることを目指すのがリアルでもオンラインでも大切です。
そして、上げるのも、ただ上げてしまえば「この前までこの価格で販売されていたのが、上がったのか・・・」と購買意欲が下がってしまう可能性大ですね。

 

では、それぞれにコツがありますので、それをお話します。

 

下げるのも上げるのも、共通するのは、
それぞれに「納得のできる理由があればオッケー」ということ。

その納得できる理由付けのコツについて書いていきます。

 

例えば何らかの理由で(今の価格ではなかなか販売まで至らないなど)一旦、価格を【下げてみたい】とき。

 

その場合は、

例えば、

◎3周年記念大特価!とか、

◎100名達成記念!とか、

「そのタイミングに合わなかったからしょうがない」と思えるような理由だとその価格よりも高く買われたとしていても、納得してもらいやすいと言えます。

 

 

また、何らかの理由で【上げたい】(やってみたところ、今の価格では労力に対して価格がマッチしていないことに気づいた、等)というとき。

 

その場合は、価格が上がったとしても相手にとってもメリットがある理由を伝えます。

例えば、

◎今の価格のままでは継続が困難と判断し、長くサービスを続けていくためにも、価格を上げることと致しました、とか

◎〇〇なサービスを付加し、これまでにプラスして〇〇な価値をお届けし、より良いサービスを受け取っていただくために、価格を上げさせていただくこととしました。

(その場合、これまでのサービスでは不十分だったの?と思われるのも避けたいですので、言葉選びには十分ご注意くださいね)(また、価値を付加することが労力をもっと使う、というパターンにもご注意を。今の価格では労力に対して価格がマッチしていないと思い値上げするのですから、そこのバランスは見てくださいね)

 

など。

 

下げる場合は、タイミングを使う。

上げる場合は、価値を(更に!)付加する。

 

と覚えておくとわかりやすいかも知れません。

 

もちろん、これ以外にも方法はありますよ!

 

ただし、シンプルに言うとこの2つは有効です。

 

価格設定で迷っていたり、上げたくなったらどうしよう、高すぎたらどうしよう、と思っていたら

【価格は納得できる理由を用意すればいつでも変えられる】ということを覚えておいてくださいね!